ホームページがリニューアルされてしばらく経ちました。
沢山のアクセスを頂いており嬉しい限りです。
その中で『コラムは更新しないのですか?』という言葉をいただきましたので
ゆっくり更新していきたいと思います。
そして改めて見ると何と2014年は全くコラムを書いていない有様。
ですので2015年のコラム一回目は近況報告ということで。
2015年4月末までの色々をまとめると
2014年になりカヨコがLiSA等に楽曲提供を重ねて上京しました!
アルバム曲、カップリングに加えてシングル『シルシ』もカヨコが作曲!
本当に今後も活躍してもらわねば!
また、サンレコのLiSA特集で写っていましたが、ドラムレコーディングの際に使われたプロテクターは
門垣の手製です。GENDAMさん用に赤で作りました!
ヨウヘイ君は浜端ヨウヘイとしてオーガスタからデビュー!
デモトラックスを収録させていただき、現在もプリプロのお手伝いなどさせてもらっています!
シングル、無責任のレコーディングにも遊びに行かせて頂き、物凄くいい経験をさせてもらいました!
Crossfaithの作曲及びプリプロ合宿がMORGで行われました!
ワールドクラスのバンドと、世界のプロデューサーとの化学反応をプリプロと完成品の差分で感じる
機会なんてそうそうありません。
そしてMADNESSではMORGのT47がボーカルマイクに採用され、アメリカに持ち出されました!
杉本善徳さんのプロデュース案件などのミックスやマスタリングをさせていただきました!
セハガール(セハガガ行進曲~マーチ~)、Sabão(環状線)のミックスや、Chantyのマスタリング等
とても沢山の刺激をいただきました。
普通にいい感じというので満足できない思考になった気がします。
2014年は合同会社に参加させていただき色々と勉強させていただきました!
そして2015年新たに合同会社を設立しました!
これについてはまた別のコラムで書きたいと思います!
そして2014年は武田さんがMORGを卒業しました。
が、レギュラーエンジニアではなくオプションエンジニアとして、彼女自身が仕事を受ける形で
MORGに来てくれています!
腕は全く落ちておらず、むしろ日々向上しています!
武田さんの卒業に伴い新メンバーが加入しました!
現在はangieさん、横山君が加入しています。
同時に多くのエンジニアさんと連携を取っています!
2014年は機材もかなり大量に増えました。
ここで書けないことも多々あり、まさに激動の一年になりました。
2015年はCettiaがUKプロジェクトからデビューしました!
MORGでもSOAR、Virturl Societyをレコーディングさせて頂きました。
プロデュースのmasasucksさんともご一緒できて最高の経験になりました!
2015年は既にかなり色々とやっていますが追って何かで。。。
今年は更なる研究、開発に力を入れます。
同時に新たな仲間も探していますので、気合の入った若い方や提携できるような
スタジオさんなどお声掛けください!
我々も今年は飛び回って様々な人材や環境を開拓したいと思っています!
と、ここまでがかなりザックリとした近況報告。
ここからはこの近況報告を別の角度から。
この数年はMORGは関西のアマチュア、インディーズへの貢献というよりも、都内と
いかに交流を持ち、仕事として成立させるかということに力を入れています。
というのも、やはり都内の音楽業界で知ってもらわないと業界に居ないのも同じで、
様々な情報の鮮度が落ちてしまうということを痛感してきたからです。
ハッキリ言ってレコーディングだけで言っても、オリコン上位クラスや武道館クラスのアーティストの
お金と時間のかけ方、そこに関わる人材のスキルは想像を絶します。
そういった現場にどんな形でも関わって、空気を感じて、情報を得ること、それは関西では
とんでもなく難しいんです。
例えば関西圏で言えばSiMのエンジニアの原さん、CrossfaithのPAの越智さんが関西在住ですが、
東京や海外に飛び回っています。
一部の大手を除く関西圏のいわゆるインディーズ、アマチュアが使うようなスタジオには一線の現場は
ありません。
一線の現場というのは様々な工夫があり、素晴らしい環境のスタジオに熟練のエンジニアやプロデューサー、
テックなどが集まり、本物のアーティストが音を出します。
そこにかかるプレッシャーや責任感は想像では体感することは出来ません。
そしてそれを超えたところではじめて楽しみ、音楽と向き合っている世界があるということも現場を経験しないと
なかなかわかりません。
そして何故そんなにお金がかかるのかも同じく現場を経験していないとわからないんです。
で、こういった本当にプロ中のプロが集結した現場を感じられないということはどういうことか?
それはズバリ向上に直結する問題なんです。
これは難しい例えで言うより少年漫画なんかを思い浮かべてください。
より強い敵やより強い敵の次元を意識してはじめて主人公も強くなっていくあれです。
しかも強くなればなるほど相手の強さもわかってくるあれですね。
楽器も同じ感じと思います。
より楽器を弾きこなせるようになってこそ凄いプレイヤーの凄さやいい楽器の凄さがわかる。
レコーディングも一流の現場がどんな空気で、どんな進行なのかを経験し、できれば最新の
ノウハウを吸収していくことは物凄く重要なんです。
先のGENDAMさんもそうですが、益子樹さんや茨木直樹さんはじめ様々な都内のエンジニアさんと
交流を持ち、ヨウヘイくんの現場ではDALIで橋本さんの作業を見せていただいたりと、そういった一流に
触れる機会を本当に大切に考えています。
メジャーに行ったとたんに演奏が急激にうまくなるバンドは少なく無いですよね?
あれはこういった一流に触れることによって意識を向上させられた部分も多いと思います。
こういったバンドを成長させられるような人材を揃え、一流現場に必要な機材を揃えることがここしばらくの
MORGの動きだったわけです。
新合同会社もキャリアを持ったメンバーと圧倒的な物量の機材を持ってMORGのみならず様々なスタジオへ
飛び回りたいと思います。
人も機材もスタジオも全てが揃ってこそ出来ること、得られることもあるんです。
当然予算の話もあるでしょうが、MORGのインディーズ価格はその話題に及んでも納得の設定にしています。
(都内から比べたら本気で半値以下です。)
MORGから先に書いたような才能のあるミュージシャンが羽ばたいていくのには理由があるんです!
こういったことがもうちょっと関西のインディーズに知ってもらえたら関西に居る意味も出てくるというものです。
そして新たな才能を羽ばたかせて、関西圏でのメジャー案件により関わっていければと思っています。
次の更新が一年後にならないように人材育成とチーム行動を頑張っていきたいと思います。
2015/4/29