NEVEの伝説的マイクプリ、EQの代表格1084のライントランスレスバージョン。
OLD NEVEとしては後期にあたるのでインプットトランスはセントアイビス、
アウトプットはマリンエアです。
参考までに後期1073もセントアイビストランスです。
NEVE1066はマリンエアトランスと年代によってパーツが異なります。
UAD2などでわかるように本来は違うノブがついているのですが、AURORA AUDIOの設計者であり、
元NEVEの設計者であるジェフ・ターナー氏が作成した10xxシリーズのNEVEツマミに変更されたスペシャル仕様です。
AURORA AUDIOの代理店でもあるJUNCTION MUSICが卓の数モジュールからステレオペアを組み、
調整、ラッキングを行った非常に信頼のおけるワンペアです。
もともとNEVEのこのノブのデザインもジェフ氏が手がけており、パテントがあるとか。
MORGではAURORA AUDIO GTC2、GTQ2も導入したことがあります。
近年ビンテージ中心に機材を揃えつつも新製品はチェックしてましたが、ビンテージ以外で
一聴して感動するレベルのサウンドがAURORA AUDIOにはありました。
※後日談ですがGTQ2はMK3で電源がスイッチング電源に変更されており、MK2までとサウンドの
印象が変わりました。
スイッチング電源による高域への影響に対しては様々な機器で検証しており、派手、現代的
というように捉える場合もありますが、マイク、マイクプリに関しては個人的にはネガティブな
印象を持っています。
なお、コンプレッサーや大きな信号を扱う機器になるほど気にならない傾向にあります。
スイッチング電源のサウンドへの影響については益子樹さん、えーわい電子の山枡さん達と
実験などを行っています。