Chandler Limitedの500シリーズ用EQです。
悪魔の数字『666』にこだわって設計されています。
見た目も赤く、好みの別れるデザインになっています。
が、このシリーズの設計はそんなどころでは無いことになっていて、
クラシカルなNEVEのEQを意識しているどころか、なんとこのサイズに
おなじみのSt Ives製トランスが搭載されており、各EQのアンプもB438を意識したであろう
回路をを5つ、B440やB512を意識したであろう回路を1つ、しかもOPアンプを使わずに
ディスクリートで構成しているという異常とも思えるほどのとんでもない事になっています。
要するに1081や31105と同等のEQ回路がこの小さな筐体に収まっているというDevilぶりです。
2015年現在、中古価格では結構安く入手できますが、かなり過小評価されている機材と思います。
Chandler LimitedのLTD-1やLTD-2で本物のNEVEパーツが使われていた時も驚きましたが、
このメーカーとウェイド・ゴーク氏は現代において聖人レベルで誠実なビジネスをしていると思います。