AKGのTUBEマイクです。
ビートルズがビルの屋上でLet it beを演奏している場面で使われているのが
このマイクで、その時は長いグースネックの仕様になっていました。
スモールダイヤフラムでC12より一回り小さいのですが、恐ろしいことに
そのサイズにC12と全く同じ回路が詰め込まれています。
C28Cあたりで真空管が6072からニュービスタ管に変更されたようです。
数はあまり無いマイクですがC12はとんでもなく高いので比較的安く取引
されているC28にCK12カプセルを着けるような方もいるようです。
とはいえCK12カプセルもBRASSのものはVF14のように物凄く高くなってきているので
今はC28もそのうちC12の保守パーツとして市場から消える日が来るかもしれません。
サウンドは想像通りのオープンで艶のある高域が特徴で、いわゆるC12のサウンドを
イメージしてもらって遜色ありません。
ただMORGにあるC414EBの一本がいわゆるBRASSのCK12なのですが、
こちらも非常に高域に特徴があるので、ボディーとカプセルでどのくらいの割合でC12
のサウンドが決定付けられているのか気になるところです。