コンプレッサーの代名詞的存在であり、数多くのセッションで今も昔も愛用される伝説的名機。
1176にはAからHまでの多くのリビジョンと復刻版が存在するが、FタイプはEタイプ
からの回路変更で最終出力段がプッシュプルAB回路になっています。
これにより出力が向上し、シリーズ中最も濃い個性を持ったサウンドになっています。
特に低域の押し出し感と量感、中域のヌケが圧倒的にいいです。
MORGではFになってから33台目のド初期の個体と、6000番台の2個体を入手。
VOCAL、BASS、SNARE、KICK、何に使ってもどんなオケの中でも埋もれない
抜群のヌケを持った最高のビンテージコンプの一台と思います。
なお、復刻版は最終段クラスAのRev.D、Eの回路になっています。
参考までにRev.Eの個体は恐ろしく少ないです。基本的に電源トランス以外Rev.DとEは同じ回路。
是非今後Rev.Fの復刻もお願いしたいところです。
追記:なんと初期の固体はラベルはFでもフロントパネルと中身はREV.Eと発覚。
2013年現在ブラックで最も気に入っている固体がREV.Eとなってしまいました。
びっくりしました。