Fairchildのロゴが眩しいビンテージ機材です。
これは60年代にアナログレコードカッティングやラジオのマスターに使われていたディエッサーになります。ディエッサーは5段階で調節可能で、OFFにすると、ゲイン回路とトランスを通った状態になります。そのトランスですが、あの有名なFairchild670と同じものが使われています。(発売時期も同時期。)
このトランスが素晴らしいのか、通すだけで音像が大きくなります。しかもハイもしっかり伸びているという、まろやかなビンテージというような印象とは
全く異なります。もちろんディエッサーを入れていくと、ピークを含みハイが減衰していわゆる見た目どおりのサウンドにも出来ます。
ミックスマスターにインサートできるようにしており、ほとんどにミックスで採用しています。
参考までに気になるSNですがこの手のビンテージをチェーンしまくっても近年のプラグインに付加されたノイズより遥かに低く、全く気になりません。むしろH Delayあたりの出すノイズはOFFにしないと気になって使えないというのは色んなエンジニアさんと話しています。
プラグインは670ですがUAD2でいわゆる通しただけの設定を再現してみました。
670HW
※解凍後に書類→Protools→Plug-In Settings→各プラグインのフォルダに入れてください。